自然動物園ぶろぐ
紅白鳥合戦
皆さま、あけましておめでとうございます!!!
昨年は自然動物園に数多く足を運んでくださり、本当にありがとうございました。
本年も職員一同、動物たちと皆さまに喜んでいただける動物園を目指して、より一層頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
新年ということで大変おめでたい時期ですが、こんなときに使われる色といえば…
紅白!!!
年末恒例の紅白歌合戦も大盛り上がりでしたが、当園にも紅白が共演しているおめでたい場所があるのです!
おお、白い!
そして…
おお、赤い!
ここはいったいどこかというと…
バードハウスです!!
上の白がコウノトリ。
下の赤がショウジョウトキでした。
白担当であるコウノトリは皆さんよくご存知のとおり、日本の特別天然記念物として大切にされてきた鳥ですよね。
しかし赤担当のショウジョウトキはというと、「フラミンゴだ!」と言われ続ける毎日…
担当者としては少し悲しいところなのです。
そこで今回は、そんなショウジョウトキについて皆さんに知っていただこうと思います!
ショウジョウトキが主役…。
はたして大丈夫なのか…。
不安を抱えつつですが、参りましょう!笑
ショウジョウトキは南アメリカ大陸の海岸や河川などで暮らしている鳥です。
コロニーと呼ばれる大きな群れを作って生活しており、その数は数万羽ともいわれています。
エサとなるのはカニ、貝、小魚などの水生生物。
その長いくちばしで水の底にいる生物たちを捕まえて食べています。
大きさは約60センチ。
フラミンゴはというと、100センチから最も大きなもので140センチほど。
実はフラミンゴの半分ほどの大きさしかないのです。
大人は体の色が真っ赤なショウジョウトキですが、ヒナのときは真っ黒な体をしており、とても同じ鳥には見えません。
ちなみに漢字で書くと『猩々朱鷺』、
英語だと『scarlet ibis(スカーレット・アイビス)』といいます。
な、なんてかっこいいんだ…(キラキラ)
そのかっこよさが評価されて(?)某動物のともだちが出てくるアニメにも出演を果たしました。笑
(ちなみに当園はプレーリードッグ回で取り上げられ、聖地となっておりますのでぜひお越しを!)
さて、ここまで読んでくださったあなたは、もう彼のことをフラミンゴだなんて呼べないですよね?笑
いつか「フラミンゴだ!」という声が聞こえなくなることを夢見て…。
(このぶろぐのおかげで、初夢は一富士・二トキ・三なすびになってしまったR)
2019年01月04日