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2025年06月の自然動物園ぶろぐ
初めまして!新人飼育員Mです!
今年から自然動物園の一員になりました。
まだまだ覚えることも沢山ありますが、もう3ヶ月目なので(早い!!)ブログデビューです!
がんばるぞ!
今回は、私が担当している爬虫類たちの中からヒョウモンガメをご紹介します!
甲羅がヒョウの模様に見えるので、ヒョウモンガメという名前が付けられました。
冬の間どこにも見当たらないので心配していただいた方もいたと聞きましたが、暖かくなったので4月末から猛禽類たちに紛れてひょっこり戻って参りました!
もうご覧になりましたか?
ヒョウモンガメは、アフリカに生息するリクガメです。
スーダンからアンゴラ、南アフリカ共和国にかけて、高地のサバンナや森林などの乾燥した場所に生息しています。
生息地の気温は15℃~30℃くらいです。そう考えると、日本の冬はちょっと寒すぎますね。
実は寒さの影響からか、冬の間はあまりエサを食べない状態が続いていました。
私たち飼育員も心配していたのですが、野菜や果物以外にもカラスノエンドウやオオバコ、ヤブガラシなどいわゆる「雑草」などを与えたり、床暖房の入っている部屋に引っ越しをしたりと工夫をしました。
自然に生えているものを食べることはリクガメの健康にもよく、床暖房でお腹も温められた効果で少しづつ食べる量が増えてきました。外気温もアフリカに近くなったのでようやく皆さんの前に戻ってくることが出来ました!
今では展示場に生えている雑草もモリモリ食べつくし(笑)、日の光を浴びて元気いっぱいに過ごしています!
寒くなったら、外での展示はまたお休みしますので(>_<)ぜひ今のうちに、のしのし歩くかわいい姿を見に来てくださいね!
本亀が元気な日は園路をお散歩していることがある、かも?
(爬虫類とふれあい担当 M)
2025年06月09日
sheep washing week
皆さんこんにちは!
晴れた日には暑いと感じるほど気温も上がって来ましたね。
さて、今年も5月4日に無事にヒツジ全頭の毛刈りが終わりました!
(毛刈りの様子はこちらのぶろぐを参照ください。)
そして、毛刈りが終わると毎年恒例のヒツジ(ついでにヤギも)のシャンプーを行います。
1年分の溜まった汚れや脂を流すとともに、普段は、なかなか触らない乳房や臀部なども洗いながら触り、異変や異常がないかを確認する重要な機会にもなります。
以前は毛刈り前にシャンプーを行っていましたが、バリカンで刈る時に必要な脂まで流れてしまい、刈りづらいとのことなので、昨年からは毛刈り後にシャンプーすることになりました。
今回はヒツジのめいとはなです。
まずはBefore写真。
毛刈りから3週間。すでに薄茶色になって来ています。笑
洗い方は
①脚の方から徐々にお水をかけて全体を濡らします。
②動物用の薬用シャンプーで顔以外をくまなく洗っていきます。
特に四肢の付け根や臀部周囲など汚れが溜まりやすいところは念入りに。
③上からお水で泡を流していきます。
特に四肢の付け根や蹄周囲などは泡が残らないように念入りに流します。
④シャンプーでは洗えない顔の周囲をドライシャンプーで洗い、濡れタオルで拭きます。
⑤タオルドライします。
さて、after写真がこちらです!
Beforeに比べると白さが眩しいですね!笑
毛の色は時間と共に徐々に戻ってしまいますが、汚れが落ちてきっとヒツジたちもすっきりしているはず!
ヤギとヒツジ合わせて全8頭いるため、なかなかの作業量ですが、残りの子たちも全頭シャンプーを終えることができました!
ぜひ、きれいになったヤギとヒツジたちに会いに来てくださいね。
ふれあいコーナーでお待ちしています。
(Y)
2025年06月02日