公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2020年07月の自然動物園ぶろぐ

新聞に掲載されました!

 

本日の朝刊(朝日新聞 東京版)に当園のレッサーパンダの

ブナとユウユウが掲載されています。

 

是非チェックしてみてくださいね!

 

(S)


2020年07月29日

彦星「え、来年まで織姫と会えないの?」

 

日本で唯一入園料無料でオオアリクイを見ることができる江戸川区自然動物園。

 

 

(↑ここ重要ですよ!笑)

 

 

国内の頭数が少ない(15頭)貴重な動物のため、オスの『アニモ』とメスの『アイチ』との間に赤ちゃんが産まれることを期待しながら飼育を続けています。

 

 

その展示場には2頭のアリクイを分けるための大きな柵があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というのも、まだずっと一緒にできるほど仲良しではない2頭。

 

 

ケンカになったら大変なので、スペースを仕切って柵越しに少しずつ仲を深めてもらおうと考えていました。

 

 

その柵に異変が…

 

 

 

 

 

 

!!! 

 

 

なんと大きな板が貼られ、柵越しにお互いの姿が見えなくなってしまいました!

 

 

かわいそうと思う方もいるかもしれません。

 

 

ちょっと説明させていただきますね。

 

 

 

 

今までは、上で少し書いた通り、お互いの姿を見てもらったり、直接ふれあったりすることで仲良くなることを目指していました。

 

 

しかしなかなか上手くいかず、お見合いしてもケンカの日々…

 

 

そこで逆にお互いの姿を見えなくして、「壁の向こうにいるのはどんなアリクイなんだろう…?」といった感じで気持ちを高めてもらうのはどうだろうと考えました。

 

 

名付けて『七夕の織姫と彦星大作戦!』(七夕はだいぶ過ぎていますが…)

 

 

1年に1度だけ会うことを許された織姫と彦星。

 

 

七夕の日に会えたときには、それはそれは嬉しかったはずです。

 

 

そこでアリクイたちも、普段会えないぶん、会えたときの喜び(?)を感じてもらってそのままうまくいってほしい!という魂胆です。

 

 

アリクイのお見合いは1年に1度ではありませんし、七夕大作戦というのもイメージがしやすいようにちょっと大げさに言いましたが、 さてこれが吉と出るか凶と出るか…

 

 

引き続き応援のほどよろしくお願いします!

 

 

 

(作戦名のセンスがないR)

 

 

 


2020年07月28日

大雨対策!!

皆さま、こんにちは!なかなか梅雨明けしませんね~☂

 

プレーリードッグは土を掘って巣穴で生活をしているため、大雨が降ってしまうと、巣穴が崩れてしまい最悪の場合、プレーリー達が生き埋めになり死亡してしまう事があります。

 

そのため、あらかじめ大雨予報の時にはシートを張って予防しています。

                                        

  

 

警戒心が強いプレーリー達は、シートを張ってしまうと、巣穴から出てきません。

巣穴の中の様子が分からないので少し心配になりますが、シートを取ると出てきてくれるので一安心です♪

シートでプレーリー達が見れなくて申し訳ありません。梅雨が明ければシートが張ってある事も少なくなるので梅雨明けまでもう少々お待ちくださいm(__)m

 

 

(U)

 


2020年07月26日

2020年夏の挑戦

2017年4月に孵化したホウシャガメ4兄弟は、いまもすくすくと成長中です!

体重も全員が1000gを超え、なんと生まれた時(20g)の50倍の重さに!

 

 

 

<2017年7月撮影>

 2017年7月

              ↓

              ↓

              ↓

 <2020年7月撮影>

2020年7月撮影

右の1頭だけで入っている洗面器は2017年の写真の洗面器と同じもの。

どれだけ大きくなったかわかると思います。

 

 

 

しかし、育っていくのがうれしい反面、悩ましい問題も…

 

 

 

それは、展示スペースの問題。 

以前は大きさなどを比べられるように親ガメと同じ展示場で展示していたのですが、

仔ガメが大きくなった今、同じ展示ケースでは動き回ったり隠れたりすることが出来る十分なスペースを確保することができなくなってしまったのです。

 

 

 

そこで!

少しでも広い場所で飼育してあげるべく、今年の夏はフンボルトペンギン展示場の隣の空き獣舎をお借りして展示をしたいと思います!

 

 

 

フンボルトペンギンの横よ。

↑ここです。

 

 

 

ただこの展示場、以前はシロビタイムジオウムなどの鳥類が入っていた展示場で、リクガメを展示するのは初めての挑戦。文字通り温室育ちの仔ガメたちを展示するにあたり、体調や天候、気温などの様子を見ながらの展示となります。

 

 

 

そのため・・・

 

 

 

*展示時間は10時~15時とさせていただきます。

*仔ガメたちの体調や天候によっては展示を中止することもあると思いますが、ご理解いただければと思います。

 

 

 

展示A 展示B

親ガメ展示場からは少し離れているのですが、ご来園の際はぜひ親ガメと大きさなどを見比べてみてくださいネ!

 

 

(M)

 

 

 

 

 

 


2020年07月24日

動物園のヒツジたちの毛だってセーターになる!!

 みなさーん♪

ヒツジの毛が毛糸になることは誰でも知っていますよね?でも、動物園で飼われている

ヒツジの毛もちゃんと毛糸になるって思ってました?

ふれあいコーナーにいるときは、なんだか汚れててこんなの毛糸になるの?って感じでしたよね。

でもね、刈った毛もヒツジたちからもらった大切な贈り物です♪そして、実はこまち、めい、はなの3頭の毛はとてもきれいなんですよ。

では、今年刈った毛がセーターになるまでをご紹介したいと思います。

 

 

こまちの毛刈り 洗う

 

 まず、毛刈りした毛は干草や糞など大きなごみを取り除き、毛の向きをなるべく

いじくらないよう、そーっと毛糸洗い用の洗剤で漬け置き洗いします。

ゴシゴシしたりせず、汚れたら何度かお湯を取り換えるだけできれいになります!

 

こまちの毛 めいちゃんの毛

 

 洗った毛は、日陰干し!これも、そーっと広げてあげます。

 

洗った毛 カーディングした毛

 

 ここからが大変根気のいる作業です。

まずは、毛の向きをそろえるカーディングという作業。左の写真のように、毛の一束、

一束は12cmほどあります。それを右の写真にある、カーダーという道具で同じ向きに

そろえて、ふわっふわにします。(ビニールの中がガーディングし終わったもの)

 

つむぐ

 

 

編む

 

 そして、そのふわっふわの一束ずつを紡ぎ車で「撚り(より)」をかけて糸にします。

糸は、2本をより合わせないと縮れてしまいます。2本を撚り合わせ、皆さんが手芸屋さんで見る毛糸と同じ状態になります。

そして、やっと編むことが出来るのです!

 

 

 

こまちのセーター

めいちゃんのセーター

 

どうです?

こまちの毛もめいちゃんの毛もステキなセーターになったでしょ♪

まだ、はなちゃんの毛は紡げていないのですが、この後同じように作っていきます。

セーターは、毛刈りイベントの際に展示しますのでお楽しみに♪

 

(K)

 

 

 

 

 

 


2020年07月23日

胃にやさしいあれ…

 

皆さんこんにちは!

 

 

毎日毎日パッとしない天気でなんとなく憂鬱な気持ちになってしまいますね。

 

しかし、ワラビーファミリーからちょっといいお話?がありましたので、

 

お知らせしますね♪

 

 

こちら今年の4月に袋から顔を出したユカリの第三仔。

 

 

ベテランお母さんのユカリが愛情たっぷりに育児をしてくれたおかげで

 

すくすくと成長し先週くらいからは、いよいよユカリの袋にも入れなくなるほどに

 

大きくなりました。

 

 

 

そしてこのユカリの仔、赤ちゃんの頃から肝が据わっており

 

袋にいるときから担当者が触ってもあまり嫌がらず

 

(たいていの仔は触ろうとすると顔を引っ込めます。)

 

袋から出た後もすぐに触らせてくれました。

 

実はまだ雌雄判別ができていなかったのですが、これはいけるかもしれない…!!

 

と思い、そ~っとお腹の方に手を入れると…

 

 

!!

 

仔のお腹にも袋がありました!!

 

ということで、メスだと判明しました。

 

 

それと同時に名前も発表します♪

 

名前は「おかゆ」です。

 

由来は以下の通りです。

 

1.4月6日に初めて袋から顔を出し、その日は語呂合わせで「白の日」だったので

 白い食べ物。(最近ワラビーは食べ物の名前が続いているので。)

 

2.お母さんの「ユカリ」から一字をもらって。

 

 

最近は2か月ほど年上の「ぽんず」にも飛び蹴りを入れるなど、ますますやんちゃに

 

育っている「おかゆ」ちゃん。

 

このまま元気にそしてみんなと仲良く過ごしてもらいたいものです。

 

 

 

 お姉ちゃんの「ゆず」のアカシアを物欲しそうに見る「おかゆ」

 

 

(Y)

 


2020年07月21日

週1のお楽しみ ~後編~

今回は以前ブログにアップした、リスザルの週一のお楽しみ後編をお届けします!

 

 

皆さん!大変お待たせしました!(本当に待たせてしまった)

 

 

前編をご覧になっていない方はこちらからどうぞ!

 

https://www.edogawa-kankyozaidan.jp/zoo/blog/2020-05/#blog_583

 

 

さて、前編では週一でコオロギをリスザルたちに与えていることと、何故与えているのかをお話ししましたね。

 

 

今回はコオロギの与え方についてお話します!

 

 

皆さんはどうやって与えているか想像できますか?

 

 

他のエサと同じようにお皿に乗せてあげている?

→生きてますからね~それだとあげる前に逃げちゃいます。

 

 

一頭一頭直接手渡しであげている?

→時間がかかる上に、怪我の元になるかもしれませんね。

 

 

ではどのように与えているのか???

自然動物園ではこんなものを使って与えています!

 

 

↓↓↓

 

 

  \   じゃじゃじゃじゃ~ん!   /

 

 

 

これはフィーダーと言って、動物たちが食べ物を食べるのに費やす時間を長くしたり、動物本来の行動を引き出すためなどを目的に使用される餌の容器になります。

 

 

フィーダーは動物の種類・数・環境・入れる餌などによって形や大きさなどが全く違います。

 

 

今回用意したものは、とてもシンプルな透明な箱型です。

上にはリスザルの手が入る程度の大きさの穴を3つあけてあります。

 

 

つまり透明だからリスザルたちからコオロギの姿は見えているのですが、上の穴以外からはコオロギが取れないようになっているのです!

 

    /   どうやって取るんじゃいこれ???   \

 

 

 

    /   おっ!ここから取れるみたい!   \

 

 

 

こうすることにより、リスザルたちは簡単に大好物のコオロギが取れなくなると同時にどうすれば取れるのか考えたり手あたり次第試したりと、とても良い刺激になります。

 

 

そして普段与えている餌以上に、食べる時間を長くすることができるのです!

 

 

毎週1回、何曜日のいつ頃とは決まっていませんが、ご来園時リスザルを見る際は是非このことを思い出してみてください!

 

 

運が良ければご覧いただけるかもしれません(^^♪

 

 

しかし…

最近フィーダーからコオロギが消えるスピードが異常に早い…

 

 

どうやら取り方を覚えてきてしまっているらしい( ;∀;)

また別の形のフィーダーを近々用意せねば!

 

 

(G)


2020年07月20日

群れ入りに向けてお見合い中!

休園中の4月、妊娠していたワタボウシタマリンの「コニ」が出産しました!

 

Instagram(えどがわ環境財団)では仔どもの動画等も配信していましたので、もしかして?と思っていた方もいると思います(^^)

 

ワタボウシタマリンのあかちゃん

 

4月17日の夕方、双子を出産しました!

しかし、今回は母親も父親も仔どもたちの世話をする様子が見られなかったため、やむなく人工哺育に切り替えることになりました。

 

ミルクを与え、排泄を促し、環境を整え様子を観察という一連のことを両親に代わって行います。

 

ワタボウシタマリンの赤ちゃん ワタボウシタマリンのあかちゃん

↑小さい口に合わせて作った乳首でミルクを飲ませます。 

 

出産当日は40g前後しかなかった体重が少しずつ増えていきました!

しかし、残念ながら1頭は生後39日目に腸重積等により死亡してしまいました。

残った1頭はとても元気に力強く育っています!

 

最初は温度や湿度が一定に保たれる保育器の中で生活していましたが、体がしっかりした5月終わりごろから活発に動けるようなケージに移しました。

温度変化や周りのもの、色々なものに慣れていく時期です。

そして離乳食を少しずつ与えていきます。

 

ワタボウシタマリンのあかちゃん ワタボウシタマリンのあかちゃん

↑バナナが大好きで勢いよく突っ込み鼻先にバナナがついてしまうことも(笑)

 

また、このころからワタボウシタマリンの展示場でケージ越しにお見合いをさせるようにしました。

 

ワタボウシタマリンは家族単位の群れで生活するサルです。

お互い寄り添って寝たり、鳴き交わしたり、食べ物を分け合ったり、グルーミングをしたり、他個体との関係がとても大切です。

人工哺育になりずっと人間と暮らしていては群れに戻ることができず、ワタボウシタマリン本来の生活ができなくなってしまいます。

それを防ぐため、あかちゃんの頃からワタボウシタマリンに「ふれて」おくことが大切なんです。

 

お見合い最初の日はほんの10分ほど。

最初から長い時間にしてしまうと小さいあかちゃんにはストレスになってしまうこともあります。

徐々に時間をのばし、6月に入ってから母親である「コニ」のいる展示場内に置いた縦長のケージで終日過ごしています。

 

ワタボウシタマリン ワタボウシタマリンの展示場

↑縦長の手作りケージの中で過ごしています、お客さまもご覧になれます! 

 

そして6月の終わりには離乳もしました。

今では大人と同じ果物や野菜をパクパクと食べられます!

大人たちが大好きなミルワームやコオロギも丸々食べられるようになりました(^^)

 

ワタボウシタマリン

 

ワタボウシタマリンをご覧になるときは、ぜひ仔どもの姿を探してみてください!

体重は150gほどに大きくなりましたがまだまだ小さくとてもかわいらしいですよ(^^)

 

(H) 

 

 


2020年07月19日

モルモットの出産

 

 

こんにちは。

 

自然動物園の獣医です。

 

先日、Instagramに産まれたばかりのモルモットの赤ちゃんの写真を投稿したところ、

 

「赤ちゃんなのに意外と大きいですね。」

 

「生まれたてでもしっかりしてますね。」

 

というようなコメントをいただきました。

(コメントありがとうございます!励みになります!)

 

せっかくなので、今日はモルモットの妊娠出産についてお話しします。

 

 

まず、モルモットの妊娠期間なのですが、約60日と非常に長いです。

(例えばウサギは約30日間ですし、ハムスターは20日間前後です。)

 

このような長い妊娠期間中、母親はお腹で赤ちゃんをしっかり育てます。

 

その結果、産まれたばかりの赤ちゃんにはすでに毛が生えていますし、目も開いていて数日でおっぱいだけでなく固形物も食べるようになります。

 

下の写真は生後3日目の赤ちゃんですが、赤ちゃんというよりミニチュアのモルモットという表現の方が似合いますね。

 

 4

 

 さて、このような大きな赤ちゃんを出産するお母さんは大変です。

 

モルモットは比較的難産が多いと言われていますが、その理由は、やはり胎子が大きいこと、その胎子の大きさに対して骨盤管が狭いことなどが挙げられ、当園でも時々出産のトラブルが発生してしまいます。

 

 

ある日飼育職員から、モルモットの妊娠診断を頼まれました。

その時のレントゲン画像が↓です。

 

1

 

まだうっすらですが、骨が確認できました。頭数は4頭!

 

レントゲンで胎仔を確認できるのは妊娠45日~50日以降なので、その日飼育職員には、しっかり妊娠していること、長くてもあと2週間くらいで産まれることを伝えました。

 

しかし、その後15日経過してもこの母親は出産せず、飼育職員も私も心配になってきました。

  

赤ちゃんが育ちすぎていないかな?子宮の動きは大丈夫かな。必要であれば薬で産ませなければ!

 

そこで、再度レントゲンを撮りました。2

1枚目のレントゲン画像と比較すると赤ちゃんの骨がしっかりしているのがおわかりになると思います。 

 

恥骨結合の開きを計ってみても出産の準備は万端で、母親のお腹を触ると赤ちゃんがしきりに動いているのがわかります。

 

今夜にでも産むかもしれない。でも、子宮の動きが悪くて難産になったらどうしよう。

 

もう1日待つか悩みましたが、母親も赤ちゃんも元気で、恥骨結合がしっかり開いているという状態なので、薬を使っても安全だと判断し、投薬で出産してもらうことにしました。

 

分娩を促すための子宮運動の活性化にはオキシトシンという薬を使います。

 

オキシトシンを使うと、通常15分以内に出産します。

 

ちょっとだけドキドキしながら他の仕事をしていてふと見ると・・・あ、いた!!

 

3

 

出産を見逃してしまいましたが、無事に2頭産まれていました。

 

母親は2頭をしっかりケアして羊膜を舐めとってあげています。

 

せっかくだから出産シーンを記録したいな、と考えながらカメラをいじっていると魔法のように3頭目も産まれました。

 

その時、母親は一瞬自分の陰部を舐め、くるりとその場で一周していました。

 

その1秒くらいの間に赤ちゃんが誕生したのです。

 

ということで、3頭目まで出産の記録を撮影できなかったのですが、4頭目にようやく撮影できました。

 

最後にその時の動画をご覧ください。 

 

 

 

                                    (V)

  

 


2020年07月18日

ブナ誕生日おめでとう!

 

7月17日はレッサーパンダのブナの誕生日です。

今日でブナは20歳になりました!

 

レッサーパンダの野生下の平均寿命は13歳ぐらいなので、実はとっても

おじいちゃんなんです!

 

なんと!ブナは日本に存命中のオスのレッサーパンダの中で最高齢なんです!!

 

 

まだまだ元気なおじいちゃんです!これからも優しく見守って下さい。


2020年07月17日

のぞくなよ!絶対のぞくなよ!

 

以前のぶろぐ(記事はこちら)で二ホンミツバチが動物園の巣箱に巣を作ってくれたとお知らせしました。

 

 

そういえばどこに巣箱があるのか、お知らせしていませんでしたね。

 

 

皆さんが見ることができないバックヤードにある…と思いきや!

 

 

実は!

 

 

この巣箱は皆さんもご覧になることができます。

 

 

 

 

その場所とはオオアリクイの紹介パネルの裏。

 

 

 

 

 

 

紹介パネルを華麗にスルーして赤丸部分にご注目。

 

 

 

 

 

 

ふむふむ。

 

 

では言われたとおりに柵のすき間からそっと向こう側をのぞいてみると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いたいた! ほんとにいました! ミツバチたちです!

 

 

 

 

 

 

元気にブンブン飛び回っています!

 

 

(写真では伝わりませんが飛び回ってます笑)

 

 

 

 

前回のぶろぐの後も巣を使い続けてくれていたようです。

 

 

嬉しい限りですねえ。

 

 

 

 

 

貼ってあるパネルにも書いてありますが、彼らは攻撃的なハチではありませんので襲ってくることはありません。

 

 

巣を出入りしているハチを見ると少しギョッとする方もいるかもしれませんが、安心して動物園をお楽しみくださいね!

 

 

 

 

(「のぞくなよ」は嘘なので、ぜひのぞいてほしいR)

 

 

 

 


2020年07月15日

ホウシャガメの卵に祈りを込めて

孵卵中の卵にライトなどで光をあて、卵の中をすかして様子をみることを「検卵(けんらん)」といいます。

 

 

 

先日ホウシャガメの卵の検卵をしていると、何やら卵に異変が!?

 

 

 

何やら異変が…!?

 

 

 

卵の中には黒い影、そして赤く伸びるスジ…

 

 

 

実はこれ、卵の中で仔ガメが育ち始めている証なのです。

 

 

 

黒く影になっている部分は「胚(はい)」と呼ばれる仔ガメの体になる部分(の影)で、そこから広がっている赤いスジは血管です。

 

 

 

過去には孵化する前に死亡してしまったこともあるので安心はできませんが、

人間にできることと言えば温度管理をすることだけなので、仔ガメが無事に生まれることを祈りつつ胚の成長を見守っていこうと思います。

 

 

(M)


2020年07月13日

だってアイドルですから

 

7月7日は何の日か、皆さんはお分かりですよね?

 

 

そう!! 我らがアイドル、サイチョウのナナちゃんの日(77)です!

 

 

 

 

 

 

(え?タナバタ?なんですかそれ、バターの炒め物ですか?)

 

 

 

 

ごくごく一部に熱狂的なファンをもつとウワサのナナちゃんですが、皆さんから「ずっと口を開けてるね」と言われることがあります。

 

 

いやいや、口は開けてませんよ!

 

 

ナナちゃんはアイドルですからそんなことはしません。

 

 

 

 

口のように見えているのは、おそらくここだと思いますが、ここは口ではなくて『ツノです。

 

 

 

 

 

 

口は下の白い部分、ここです。

 

 

 

 

 

 

 

なのでずっと口を開けているわけではないのですよ!

 

 

 

 

この立派なツノにはちゃんと名前があり、『カスク』といいます。

 

 

フランス語で『かぶと』という意味があるそうですよ。

 

 

このカスクはずっしりとして重そうに見えますが内部はスポンジのような構造になっていて意外と軽くなっています。

 

 

ちなみにオスにもメスにもあるので、このカスクでオスメスを見分けることはできません。

 

 

ではいったい何のためにあるのか。 実はあまりよくわかっていないのです。

 

 

体温調節のためだとか、声を響かせて大きくするためだとかいくつかの説があるようです。

 

 

 

 

ちなみにナナちゃんの鳴き声はかなり大きくて、その声はバードハウスから動物園の正門のところまで聞こえます。

 

 

某動物園の某サルのようなおっさん声ではないので、話題にはならないかもしれませんが笑、ぜひ一度、生で聞いていただきたいですねえ。

 

 

そこで皆さんにアドバイス。

 

 

ナナちゃんは、園内放送やカラスの鳴き声といった大きな音に丁寧に返事をするクセがあります。

 

 

「ピンポンパンポーン」と園内放送が始まったらチャンスかもしれません。

 

 

ぜひナナちゃんに注目してみてください。

 

 

 

 

…あ、近づきすぎるのはダメですからね? 

 

 

アイドルなので。

 

 

 

 

(ナナちゃん親衛隊のR) 

 

 

 

 


2020年07月07日

どっちの食べ方?

ニホンリスが食べているエサの1つにサツマイモ(生)があります。

皮ごと食べやすい大きさに切って与えているのですが、実はリスによって食べ方が違うんです。

 

 

まず、ほとんどのリスがこちら

皮をバラバラにむいて食べます。皮でないところもむいてます。

 

そして食べ終わりはこんな感じです。食べカスがすごいですね。

 

 

次に少数派の食べ方がこちら

少しわかりにくいかもしれませんが、スイカを食べるように皮を下に持ってそのまま

食べていきます。

 

そして食べ終わりはこうなります。

無駄がなくていいですねー!食べカスもほとんどありません。

 

 

実はリンゴも同じように皮ごと与えているのですが、イモと違ってみんなスイカ食べを

していて、皮だけキレイに残します。

 

 

掃除をする担当者としては、イモもリンゴと同じように食べカスの少ない食べ方を

してくれると助かるんですけどね…。

みなさんも午後のエサをご覧いただくことがあれば、ぜひリス達の食べ方を観察して

みてください!

 

(B)

 

 

 

 

 

 


2020年07月06日

掃除の時間は、楽しいこといっぱい♪ byココ

 シロビタイムジオウムのココちゃんは、掃除の時間になるとテンション高め。なぜなら、次から次へといろんなオモチャが出て来るから。

実際は、オモチャではなく単に掃除をしているだけなのですが、担当者が持っている物すべてに興味があり、自分も持ってみたい!かじってみたい!ちょっと貸してよ!

っといった感じです。

 

 くちばしで1本ずつブラシをくわ

 え、曲げたり、抜いたり・・・

 小さなものは、お気に入りの場所へ

 持って行って遊んでいます

 

 

 どこか金具の外れそうなところは

 ないか探してます♪

     なぜか、ドヤ顔(笑)

 

 大きなブラシはその場でかじって

 みる。

 

 排水溝の中も興味津々。

 ずっと、見てます。

 

といった具合で、好奇心旺盛でいろんなものに興味を持って、触ってみたりかじってみたり、ココちゃんにとって「掃除の時間=遊びの時間」のようです。

みなさんが来園した時も、ココちゃんと遊べるように小枝を用意してあります。(空になっていることもあります。)でも、細めの針金なら一噛みで噛み切ってしまうほど

噛む力は半端ないです。くれぐれも、指を網の中にまで入れないよう気をつけながら

遊んでくださいね。

 

(K)

 

 


2020年07月04日

頻度が増えてきました

梅雨ももうすぐ明けるとか・・・

次に来るのは日差しが強く暑い夏!そして、毎週のようにやってくるペンギンのプール掃除(>_<)

 

冬場は、1ヶ月に1回のペースで洗っていますが、これからの季節はあっという間に床と壁面に藻が生え、茶色や緑色に。暗くなってペンギンたちが泳いでいるのも見にくくなってしまいます。(水自体は、濾過機できれいに保たれています)

 とはいえ、40トンもの水量なので水を完全に抜くのにも1時間以上かかります。塩素で

床や壁面をきれいにし、水でよく洗い流し、給水。これまた、満水まで1時間半ほどかかります。というわけで、プール掃除の日は、6時過ぎには排水を始めます。

 プール汚れが早まってくると、ああ夏が来たな~と感じます。

1週間でプールの底は真っ茶色    塩素できれいにします

 

きれいになると、ペンギンたちはすぐにでもプールに入りたそう♪

 

 今日のファーストペンギンはだれかな?    水位が低くても飛び込みます!

 

 

 閉園後、西日を浴びてみんなまったりとしています。

 見ているこちらもまったり気分♪

 

(K)

 

 

 

 

 


2020年07月04日

名は体を表す?

 

自然動物園にある、通称『バードハウス』。

 

  

こちらでは現在4種類の鳥たちを飼育していますが、中でもその体の鮮やかさで目を引くのは…

 

 

 

 

 

 

そう、ショウジョウトキです!

 

 

『ショウジョウ』というのは古い書物に出てくる架空の動物のことで、真っ赤な布を身にまとっていたことから、このトキだけではなく赤い色をした生き物にその名前が使われるようになりました。

 

 

鮮やかな色をしたショウジョウトキですが、トキの仲間にはさまざまな色をしているものがたくさんいます。

 

 

そこで今回は七夕の飾りにも負けない(?)カラフルなトキについて少しだけご紹介しましょう!

 

 

 

 

クロトキ(顔と足が黒、体は!)

 

 

シロトキ(体は、くちばしは!)

 

 

ハイイロトキ(全体的に灰色

 

 

アカアシトキ(足はピンク、体は茶色!)

 

 

アオアシトキ(全体的に!)

 

 

カオグロトキ(くちばしと顔が黒、体は茶色!)

 

 

ホオアカトキ(くちばしだけ、体は黒!)

 

 

クロハラトキ (くちばし、顔、腹が黒、体は茶色!)

 

 

 

 

こう見ると、名前と色が合っていない鳥が多いですよね。笑 

 

 

写真をお見せできなくて申し訳ないですが、きっと面白いと思いますのでぜひ調べてみてください。

 

 

 

 

さて、最後に少し脱線しますが私は個人的に『キンクロハジロ』という鳥がお気に入りです。

 

 

この名前を聞いて…「え?金色なの?黒なの?それとも白なの?」と思った方多いのではないでしょうか?

 

 

いったいどんな色なのか気になるところだと思いますが、この鳥のこともぜひ調べてみてくださいね。

 

 

 

 

(なんでこんな不思議な名前になったのか、謎なところが好きなR) 

 

 

 

 

 


2020年07月02日

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