公益財団法人 えどがわ環境財団

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自然動物園SHIZEN ZOO

2025年07月の自然動物園ぶろぐ

新しい仲間が増えました!!

今月2日に日立市かみね動物園から雄のワタボウシタマリンが来園しました!!

名前は「しげる」といいます。

 

 

2日に来園した「しげる」です!!

 

 

 

そして当園で飼育していたアンがこの度、日立市かみね動物園にお嫁に行くことに

なり、同じ2日に移動しました。

 

          

移動する数日前の「アン」

 

アンは江戸川区自然動物園生まれの今年5歳になるメスです。

両親の育児放棄により人工哺育で育ちましたが、とても元気でやんちゃに育ちました。

 新しいパートナーとペアリングがうまくいってくれることを望みます。

 いいお母さんになってくれると嬉しいです。

 

そして、かみね動物園から来園した「しげる」も今後、江戸川区自然動物園で

新しいパートナーとペアリングしていく予定です。

 

現在は環境に慣れてもらうために1頭でアンのいた寝室にいます。

しばらくは1頭ですが、これから徐々に群れともお見合いをして慣れていって

くれるといいなと思います。

 

温かく見守ってくださいね!

しげるをよろしくお願いします(^^♪

 

         

 部屋の中を観察中の「しげる」    当園に来て5日目の様子

 

 

 

(A)

 

 


2025年07月24日

アナホリフクロウを育ててみた!前編!!

以前からインスタにて写真をお見せしているアナホリフクロウのヒナたち。

 

現在はかなり羽ばたくようになり、ヒナではなく若鳥というほうがしっくりくるようになってきました(笑)

人工育雛を始めた当初とは違い、かなりフクロウ然とした姿になりました( *´艸`)

 

 

今回は人口育雛の様子を振り返りつつお話を進めていこうと思います。

先ずはなぜ親鳥ではなく、人が育てることにしたのかという話からです。

当園のアナホリフクロウを見に来られたことがある方は、ご存知かもしれませんが展示場に高さがある作りになっています。そのため臆病なフクロウたちは高いところから降りてきてくれることは少ないのです…

 

そういう事情があり、お客様に近くでご覧いただきたいという思いがありました。

また、飼育をしていればボディチェックや嘴(くちばし)や爪のメンテナンスなど、どうしても捕獲や保定をしなければいけないことがあります。人に馴れていればその際のストレスを最小限に抑えることができます。展示をしていても大抵のことには驚かなくなりますし、人から見られているストレスがかなり軽減されます。動物園で暮らすうえでは、鳥にも人にもメリットが多くあります。

 

そんな事情から人工育雛をすることとなったのです。

 

次回は産卵から孵化と人工育雛の様子をお届けします!

お楽しみに~!!

 

J


2025年07月22日

夏の風物詩

今年も夏がやってきました。

水生コーナー担当のTです。

今年は梅雨らしい梅雨もなく、夏が来てしまったという感じです。

日本の夏を涼しく過ごすために、昔からやっていることがあります。

打ち水をし、道を冷やす、すだれやよしずで日差しを遮る。

そして、涼しげな音で風を感じて暑さをしのぐ風鈴、目で涼しさを感じる金魚です。

昔の日本人はこのような事で夏の暑さに涼を取り入れてきました。

 

 

 江戸川区自然動物園でも毎年恒例の風鈴を設置しました。

今年もつりしのぶを作りました。

本当のしのぶは園内に無かったので、園内に自生しているシダを採取してきました。

 

 

 

 

採取してきたシダを自作の桝に植え替えていきます。

 

 

 

 

植え終えたら、園内で採取したホソウリゴケとギンゴケを盛り付けて完成です!

 

 

 

 

次は風鈴の設置です。

今年も水生コーナーの金魚エリアの上部に設置しました。

 

 

 

 

そして今年は水槽内にも設置しました。

 

 

           

 

 

本当に暑い日本の夏ですが、音と目で涼む水生コーナーをぜひ見に来てください。

 

                                 T


2025年07月11日

ホウシャガメの引っ越し~その②~

 

皆さん、こんにちは!

ホウシャガメ担当のNです。

 

タイトルの通り、ホウシャガメたちが

他施設へ引っ越ししたので、当日の様子をお伝えしますε≡≡( ´ω`)ノ

 

( 前回のお引越しについてはこちら

 


 

今回、自然動物園で繁殖した仔ガメ9頭が

北海道にある「野生生物生息域外保全センター」にお引越ししました!

 

 

搬出頭数が多いため、個体(愛称)がわかるように

甲羅にテープで目印を付けて準備完了です。

 

 

 

 

そして搬出当日…

1頭ずつ、搬送用の箱に入れていきます。

 

 

 

車にすべての箱を積み込んで…

 

 

 

 

最後にお見送りしました。

 

(みんな元気でね~!!) 

 


<お引越しした経緯>

 

ホウシャガメは絶滅危惧ⅠA類に指定される希少な生き物ですが、

日本の動物園では順調に繁殖が出来ていることや長寿なこともあり、

2024年12月時点で、213頭飼育されています。

 

自然動物園でも2017年に初めて繁殖が成功して以来、

17頭の仔ガメが誕生しています。

 

(2017年に撮影した親ガメと仔ガメの2ショット)

 

 

どんどん大きくなる仔ガメたち、

バックヤードだけでは手狭になり…

 

夏はオウギバトのいる展示場に仮住まいさせてもらったり、

空いている展示場に出したりしていました。

 

(夏の間、体の大きい個体はオウギバトの展示場にいました)

 

 

しかし、当然ながら年を経るごとに更に大きくなっていき…

  

よりスペースが広く、環境が整った施設で飼育してもらえたら

仔ガメたちにとって良いだろうということになり、お引越ししました。

 

 

前回、仙台へ送り出した2頭と今回、搬出した9頭により、

自然動物園の仔ガメたちは残り5頭になりました。

 

 

 

最近は晴れた日に、オウギバトの展示場に出ている日がありますので、

ご来園の際はチェックしてみてくださいね。

 

 

(N)


2025年07月08日

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