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ペンギンの一大イベントその名も・・・
換羽(かんう)です!
早速ですがみなさんはペンギンの換羽についてご存じですか?
換羽とは、古くなった羽が抜け落ち、新しい羽に生え変わることを言います。
鳥の種類や性別、年齢などの要因によって生え変わり方がそれぞれ違います。
自然動物園で飼育しているフンボルトペンギンは、年に1回この夏の時期に羽が全て生え変わります。
個体差はありますが期間は大体2週間ほどです。
そもそもなぜ換羽をするのか?
ペンギンの羽には保温機能や撥水機能がありますが、日光や水の影響でその機能が落ちてしまいます。
そんな羽の機能をしっかり保つために換羽をします。
換羽中のペンギンたちの写真がこちらです。
背中がごっそり
ライオンのようなたてがみ
お腹がごっそり(後ろのペンギンは換羽が終わって全身ツヤツヤ)
ご覧の通りかなりインパクトのある見た目です。
水の中で体温の維持ができなかったり、上手に泳げないので野生下だと海に入らなくなります。
魚も取りに行けないので絶食状態になります。
そのため通常時の倍以上の魚を食べてたくさん蓄えてから換羽に入ります。
自然動物園のペンギンたちも換羽中はほぼ泳がず陸場でぼーっとしている個体が多かったです。
こんな姿なので「病気かな?」「元気がないみたい?」とお客様から心配の声もありましたが換羽は年に一度訪れるペンギンたちにとって重要な一大イベントなんです。
現在は換羽を終えたペンギン達が魚をたくさん食べて元気よく泳いでいます。
まだまだ暑い時期が続きますが、ツヤツヤピカピカな姿で気持ちよさそうに泳いでるペンギンたちをぜひ見に来てくださいね!
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2024年09月20日
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