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ワタボウシタマリンの「サント」の死亡について
先月10月8日(火)にワタボウシタマリンのサント(雄)が死亡しました。17歳でした。
前日の10月7日(月)の朝に吐いてしまい、そこから餌を食べなくなりました。
好きなミルワームやジャイミルを口元に持っていっても食べず、じっとして動きも少なく
表情もしんどそうにしていました。
そして、その日の午後から急激に具合いが悪くなり、夕方にはぐったりしてしまい
そのまま動けない状態になってしまいました。
すぐに捕獲して治療をしましたが、回復することなく翌日の朝に亡くなりました。
あまりに突然過ぎてしまい、スタッフも茫然自失になってしまいました。
死因は、急性膵壊死(きゅうせいすいえし)による多臓器不全でした。
何が原因で膵臓が壊死してしまったかは不明なので、もどかしさが募ります。
サントはとても面倒見の良いお父さんで、これまでたくさんの子どもを育ててくれました。いつも控えめで家族の一番後ろにいてコニやコラ、コメルが食べ終わった後に
自分が餌を食べたりしていました。
2023年の子育て中のサント 2023年のサント(左) コニ(右)
性格もおっとりして穏和で、顔もちょっと美形とはいえませんでしたが、細い目が
優しい感じで他のスタッフからもとても人気のある個体でした。
2020年のサント 2021年の子育て中のサント(左) コニ(右)
少し歳は取ってきたかなと思っていましたが、まだまだ元気でいてくれると思っていたので本当に残念です。
心からサントの冥福を祈りたいと思います。
今まで、本当にありがとう。
最近のサント
愛嬌のある顔がとても癒されました。
穏やかで子育て上手なお父さんでした。
2024年11月15日