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金魚とフナって何が違うの
皆さんは人生において、一度くらいは金魚を飼育したことはありませんか?
ペットショップで購入したり、金魚すくいなどで取ってきたりと
きっかけはいろいろだと思いますが、日本人にとって金魚とは、とても
身近な生き物です。
そんな金魚ですが、
『金魚ってフナに似てない?色が違うだけ?』と感じたことはありませんか?
身近な生き物『金魚』のお話です。
まずは金魚に似ているフナについてです。
鮒(フナ)とは
コイ目コイ科フナ属に属する魚です。
日本の湖や池、沼などの淡水域に生息する魚です。
フナの種類には
ゲンゴロウブナ・ギンブナ・キンブナ・ナガブナなどがいます。
写真の個体は当園で飼育しているギンブナです。
その中でフナの突然変異個体の『ヒブナ』という種類がいます。
ヒブナとは本来グレー色の鱗がオレンジ色になった個体です。
金魚(ワキン)とは
コイ目コイ科フナ属に属する魚です。
金魚の品種は日本だけでも30種類以上いると言われています。
世界の品種も合わせると100種類以上いると言われています。
写真の個体は和金(ワキン)という種類で
金魚の基本型の魚です。
金魚のルーツはフナの突然変異種のヒブナです。
このヒブナを人為的に何度も交配させて安定させた個体が金魚の原型です。
そこからさらに突現変異した個体を交配させていろいろな種類の
金魚ができてきました。
当園では現在、ワキン、黒コメット、ギンブナを同じ水槽で展示しています。
金魚と鮒を一緒の水槽に入れて展示していますので
金魚と鮒の違いや黒コメットとギンブナの違いを見て楽しんでみてください。
(T)
2025年03月05日
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