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自然動物園ぶろぐ
江戸川区特産 金魚の魅力②
今回は金魚の歴史についてお話を進めます。
金魚のルーツはどこなのか?というお話です。
今から約1700年以上も前のこと…
「ヂイ」と呼ばれる中国産のフナの一種に突然変異で赤い個体、
いわゆる「ヒブナ」が現れました。晋の時代の中国に現れたこの赤いフナが
全ての金魚の祖先となるわけです。
その赤いフナを飼育して、繁殖を始めたのが金魚飼育の始まりだと伝えられています。
よって、展示水槽にいる金魚は中国長江流域で見つかった赤いヂイの子孫ということになるのです。
やがて尾が長いもの、背びれがないもの、目が飛び出したものなどが生まれ、
選別と交配を繰り返すことで、現在の多様な品種が作り出されてきたのです。
金魚の多種多様な形は、全て突然変異と交配から生まれています。金魚には
「形」が変異しやすいという特徴があります。飼育者が見て楽しむための形が
追求された結果、様々な品種が安定して作り出されるようになり、現在に至ります。
日本観賞魚振興事業協同組合が、日本国内での基本品種として認定しているもの
だけで、33品種います。そのうち13種類の金魚が動物園で見られます。
色や柄の美しさは同じものがないというぐらい様々なので、お気に入りの金魚を
見つけてはいかがでしょうか?
前回は2月5日の記事になります。
(A)
2018年03月16日
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