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江戸川区特産 金魚の魅力④
金魚と呼ばれる種類には、フナとは似ても似つかない姿をした品種がいます。
長い尾や出目、複雑な色や柄などの特徴をもった様々な品種は、その特徴が
残るように親を選び、交配を繰り返してきました。
金魚の品種と形には一般的に…
「和金型」(わきんがた)
「琉金型」(りゅうきんがた)
「オランダ獅子頭型」(おらんだししがしらがた)
「らんちゅう型」
…の4種類に分けることができます。
聞き慣れない言葉ばかりですね。
では、この4つのタイプを見ていきましょう!
まずは…
「和金型」は、体が細長く、先祖でもあるフナに近い体形になっています。
フナに似ているので、泳ぎが得意です。
続いて…
「琉金型」は、丸く体高のある体に、小さな顔をしています。
尾びれはヒラヒラと長いですが、すばやく泳ぐのは苦手です。
さらに…
「オランダ獅子頭型」は、琉金型に似ていますが、体はより長くなります。
頭部は大きく、頭の周りに肉瘤(にくりゅう)と呼ばれる「こぶ」が発達する
品種が多いです。
最後は…
「らんちゅう型」は、体が卵のような形で、なんと背びれがありません。
そのため、ほかの品種に比べると泳ぐ姿がぎこちなく見えます。
それでも必死に泳ぐ姿は愛らしいものです。
いかがですか?
先祖がフナとは思えないほどちょっとかけ離れた品種もいますが、
元を辿れば中国生まれの赤いフナの子孫たちなのです。
形は違えど、みんな金魚!
なんだか不思議な話です。
前回は4月12日の記事です。
(A)
2018年05月08日
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