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自然動物園ぶろぐ
2月の飼育係のおはなしをご紹介②
自然動物園では、毎週土・日・祝休日に『飼育係のおはなし』を行っています。
2月に行われたおはなしの内容はどんなものだったのか、少しだけご紹介するぶろぐの後編です。
猛禽類のおはなしでは、『ペリット』について解説をしました。
『ペリット』??
簡単にはがれるテープのような名前ですが、こう見えてちゃんと猛禽類に関する言葉です。笑
猛禽類は食べたエサのうち消化できない骨や毛をひとかたまりにして口から吐き出す習性があるのですが、『ペリット』とは、このかたまりのことをいいます。
大きさは、だいたいヒトの大人の親指くらい。
乾いたものを触ると意外と固いのです。
(お気づきでしょうか…右奥でワシミミズクがこちらを見ていることに…)
分解して並べてみると、上の写真のようにエサであるネズミの骨がちゃんと残っているのが分かります。
このおはなしを聞くことで、命がつながっていることを考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです!
オオアリクイのおはなしでは、当園にいる2個体、アニモとアイチについてご紹介しました。
こちらがアイチ(メス 7歳)。
「鼻が長いね~」と言われることの多いアリクイですが、実はあの長い部分は鼻ではありません!(驚愕)
実はオオアリクイの鼻は顔の先にちょこんとあるだけ。
この部分が鼻です。
じゃああの長い部分は何なのかというと、『ほっぺた』とか『あご』というのが1番近いかと思います。
ちなみに、オオアリクイは口も先にちょこんとあるだけなので大きいエサは食べることができません。
そこで動物園では下の写真のように粒の細かいエサ(ペレット)を与えています。
ごくまれに「口が長いね~」と言われることもあるオオアリクイ。
ですがワニのようにぐわ~っと口は開きませんからね?笑
さて、毎日動物たちを世話している飼育係の貴重な話が聞ける『飼育係のおはなし』。
3月のおはなしは…と言いたいところだったのですが新型コロナウィルスの影響により、3月前半は休園となってしまいました。
皆さんには多大なご心配をおかけしております。
次回のおはなしは3月20日(金・祝)プレーリードッグのおはなしを予定していますが、今後の状況次第では休園が長引いてしまうかもしれません。
皆さんも、そして私たちも、お互いに体調に気をつけながら日々を過ごしていきましょう。
3月のおはなしスケジュールはこちら
(R)
2020年03月06日