自然動物園ぶろぐ
金と銀
この時期、自然動物園の中を歩いていると、なんだかいい香りに包まれる
ことがあります。
その香りの正体は「キンモクセイ(金木犀)」という花。
自然動物園の周囲を囲う生垣には、このキンモクセイが使われています。
↑キンモクセイ
ところで自然動物園では、多くのキンモクセイにまじって生垣に1本だけ
別の木が生えているのをご存知でしょうか?
その木の名前は「ギンモクセイ(銀木犀)」。
キンモクセイは聞いたことがあっても、ギンモクセイなんてあったの!?
という方も多いのではないでしょうか。
↑こちらがそのギンモクセイ。花の色が白いですね。香りもやや控えめ
の様です。
少し調べてみたところ、キンモクセイはギンモクセイの変種とのこと。
つまり実は先にギンモクセイがあって、そこからキンモクセイがうまれた
という事(正確には後からうまれたキンモクセイとの区別のため、ただ
モクセイと呼ばれていたものがギンモクセイと呼ばれるようになった)
のようです。ちょっと意外ですね。
さて、そんなギンモクセイがなぜ一本だけ生垣に混ざっているのか…
についてはよくわからないのですが、「金」と「銀」が並んでいるのを
見れば、ちょっとリッチな気分になれる(?)かもしれません。
左がギンモクセイ、右がキンモクセイ。
リッチな気分になれるかはさておき、毎年この時期にしか見られない
華やかなコラボレーションなのは確かなので、私は結構楽しみにして
いたりします。
ちなみにギンモクセイはシロビタイムジオウム展示場裏の生垣にあり、
「ぎょうせんこうえんのいきものたち」の掲示板からみると右へ3本目の木です。
キンモクセイもギンモクセイも開花時期は9月後半~10月とのことなので、
リッチな気分になりたい方はお早めに!
動物園の外側なので閉園後や休園日でも見れますよ!
(金、銀ときたらクリスタル・M)
2020年10月07日